レーザートーニングとは？目安の治療回数は？
レーザートーニングとは、低出力（お肌にやさしいパワー）のレーザーを顔全体にシャワーを浴びるように照射することで、シミや肝斑、くすみ、色むら、色素沈着などのメラニン色素を徐々に減少していく治療法です。
2000年代後半、韓国の皮膚科医たちは、従来のレーザー治療よりも低出力のレーザーを複数回照射することで、より安全で効果的な色素治療法を開発しました。この治療法は、「OOトーニング」と呼ばれるようになりました。「トーニング」という言葉は、英語の「tone」という言葉に由来しています。「tone」には、「色調」と「肌の調子を整える」という意味があります。レーザートーニングは、肌の色調を整え、キメを整える効果があることから、トーニングと名付けられました。レーザートーニングは、韓国で開発された治療法ですが、その効果の高さから、現在では世界中で広く行われています。
レーザートーニングは、肝斑治療の有効な選択肢の一つとして考えられます。しかし、唯一有効な方法と断言することはできません。他の治療法と比較検討し、医師と相談しながら自分に合った治療法を選択することが重要です。
レーザートーニングの照射回数は症状や肌質によって異なるが、一般的に1～2週間おきに5～10回が目安です。
韓国では、レーザートーニングを単独で行うのはもちろん、他のレーザー治療と組み合わせることで、一回の施術で最大限の色素改善効果を引き出す治療法が注目を集めています。
複数のレーザーを組み合わせることで、シミやくすみの原因に多角的にアプローチ
レーザートーニングとピコトーニングの違い
レーザートーニングとピコトーニングの違いは、レーザーのパルス幅（照射時間）です。
パルス幅とは、レーザーの照射時間の長さを指します。
| パルス幅（照射時間） | 色素の破壊方法 | |
| レーザートーニング | ナノ秒（10億分の1秒）という比較的長いパルス幅のレーザー | 熱 |
| ピコトーニング | ピコ秒（1兆分の1秒）という非常に短いパルス幅のレーザー | 衝撃波 |
レーザートーニングの効果を左右する重要な要素として、波長が挙げられます。
レーザートーニングは、表皮だけでなく真皮にも到達できる波長のレーザーを照射することで、熱反応を誘発し、メラニン色素の排出促進でシミ・くすみ・色素沈着など色素改善、コラーゲンの生成促進で毛穴の引き締め、小じわの改善などの効果があります。
レーザートーニング効果を高める要素
１．最適なマシンの選び
－ 肌質、症状、希望に合わせて、最適なレーザー機器を選択
２．正しい照射方法(照射時間、ショット数、出力、照射スポットサイズ、照射する時、治療部位との距離など）
３．１，２を見極める皮膚科専門医による治療
代表的なレーザートーニング機器
代表的なレーザートーニング機器である ＜スターウォーカー、フォトナQX、ピコエンライトンルビ、レブライトSI＞をご存じでしょうか？
波長
- スターウォーカー：532nm、1064nmの2波長
- フォトナQX-MAX：1064nm、532nmの2波長
- ピコエンライトンルビー：532nm、670nm、1064nmの3波長
- レブライトSI：532nm、1064nmの2波長
エクセルVプラスのジェネシストーニングは、マイルドに真皮層を加熱してコラーゲンの生成を促します。毛穴や赤みの改善し、肌のハリ感アップを実現する治療法です。乾燥肌、脂性肌、敏感肌など幅広い肌質に対応できます。
レーザートーニングはドクターの診断と技術力が治療の鍵
様々なレーザートーニング機器がありますが、レーザートーニングはドクターの的確な診断と治療計画に基づいて行うことが重要です。信頼できる皮膚科専門医を選び、安心して治療を受けましょう。
色素は、一見同じように見えても、その原因や種類によって適切な治療法は異なります。そのため、正確な診断が治療成功の鍵となります。
皮膚科専門医の診断の重要性
- 色素の正確な診断: シミ、肝斑、くすみ、色素沈着など色素の種類の正確な診断をもとに最適な治療法を選択・提案
- レーザー機器の選択: 原因や種類によって、効果的なレーザー機器は異なります。適切な機器を選択することで、より効果的な治療が可能です。
- 治療方法の設定: 同じレーザー機器でも、同じ患者の繰り返しの治療でも、照射時間やエネルギー量などの設定は、治療当日のお肌の状態や患者さんの肌質に合わせて調整する必要があります。
レーザートーニングは同じレーザー機器を使用しても、ドクターの腕によって効果が大きく左右されることがあります。
ドクターの腕によって効果が左右されるレーザートーニング
レーザートーニングは、マシンだけでなく、ドクターの診断、治療計画、技術力など様々な要素によって効果が左右されます。効果的なレーザートーニングを受けるためには、経験豊富の皮膚科専門医に治療を受けましょう。
- 診断力: 色素沈着の原因や種類を正確に診断する必要があります。誤った診断に基づいて治療を行うと、効果が得られなかったり、悪化したりする可能性があります。
- 治療計画: 患者さんの肌質や希望に合わせて、適切な治療計画を作成する必要があります。治療計画が適切でないと、効果が得られなかったり、副作用が発生する可能性があります。
- 技術力: レーザー機器を正確に操作する技術が必要です。照射方法や設定が適切でないと、効果が得られなかったり、痛みを感じたりする可能性があります。
- 経験: 豊富な経験を持つドクターは、様々な症例に対応することができます。
韓国（釜山）での費用目
韓国（釜山）でレーザートーニングの費用の目安は麻酔や術後のケアを含めて
25～30万ウォンです。
美容施術についてあまりにも格安な価格の場合は、注意が必要です。
プサンJMJの提携皮膚科ではビタミンケア付。
また、追加料金で一緒にほくろ取りなども施術可能です。
施術の流れ
レーザートーニング機器１つ当たりの照射時間は5分程度。
受付から麻酔クリーム、術後のケア、治療終了までは2時間半くらい時間に余裕をもって来院することをオススメ
皮膚科医がお肌の診断、お悩みや要望、予算、ライフスタイルなどを考慮して最も適切な治療法を提案します。
皮膚科医の診察内容をもとに治療や費用について再度、案内・確認があります。
麻酔クリームの塗って待機します（約30分が目安、治療内容によって麻酔時間に差はあり）
その後、麻酔クリームをふき取り、洗顔をします。
カウンセリングを行った担当医がレーザー等の施術を行います。
お肌の状態に合わせてレーザーの出力や照射を調整し、最も効果的な治療が行われます。
レーザートーニングのみだとほとんどダウンタイムはありません。レーザートーニングのみの場合は、術後のケアはビタミンケア、他のレーザーと組み合わせしてレーザーした場合は、術後の鎮静ケアとして再生レーザーと鎮静パック、仕上げ（保湿クリーム・日焼け止めクリーム）をして終了です。
まとめ
近年、インターネットの発達により、医療に関する情報がかつてないほど簡単に手に入るようになりました。しかし、情報量が多いからといって、医療を情報だけで判断するのは非常に危険です。医療は情報だけで判断するのは非常に危険です。医療は専門知識と経験が必要な専門分野であり、情報だけで判断するのは困難です。
レーザー治療を受ける際には、レーザー治療を直接してくれる信頼できる皮膚科専門医を選ぶことが何よりも重要です。色素治療は短距離走ではなく、長距離走です。特に継続的な治療で効果を高める際に最も重要なのは同じドクターに治療を受けることです。同じ先生が治療を行うことで、患者さんの肌状態を正確に把握、治療計画の一貫性を保つことができます。同じ先生が担当することで、より効果的な治療を提供することができます。
医療は患者と医師が共に歩む道であり、情報収集はあくまでもその一助です。情報だけで判断するのではなく、医師という専門家と連携することで、安心・安全な治療を受けることができます。
シミ・くすみなどの肌悩みは、1回の治療ですべて解決することは難しいです。継続的な治療を通じて、徐々に改善していくものです。
信頼できる皮膚科専門医と出会い、情報収集と医師との連携を大切にして、韓国美容医療で美肌を手に入れましょう。
